午前3時頃、私が目覚めて寝床から抜け出すと、
同じような連中が他に3名、ごそごそと身支度をはじめた。
部屋のガラス窓には、まだ風が強く吹き付けていた。
私たちは、雨が止んでいることを確かめると、
ともかく行ける所まで行ってみようということになって、
連れ立ってユースホステルを出た。
登山に慣れない私たちは、
ゆっくり行くつもりで他の若者たちよりも先に出発したのだった。
夜明け前、ようやく風がおさまってきた でも雲は厚く、
西から東へとゆっくり動いていた 雲の合間に時折星が光って、
これならいけると思った (左が私です。無謀に軽装・・・)

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