幻想幻想を 危うく持ってしまう所だった 少年の頃 いつもいつもそれで悲しみ 私はそれが 不当にもその持ち主をいたぶることに 絶えず苛立たしさを感じたのだった それから私は 次第に幻想という奴を 持たない癖になっていた それが あの瞳! あの瞳に見つめられて 私の中には 蘇りそうになったのだ幻想が! 私は身の危険を感じて すぐさま あの瞳から 私の目をそらしたのだったが あるいはそれも 手後れだったか 今もずっと 見つめられているようで 私の目は もう一度確かめたい 思いの中を 漂いつづけるFacebookで共有Xで共有保存する