ある朝に僕の生み出せるものは うんちくらいのものだ いつになく 頑張ってみたところで 出来てきた作物はといえば いつも同じにひょいとあり そうして 勢いのある水なんぞに流されて どこかへ溶けて消えちまう 僕にしてみたところでもう 金の卵は生めないことを知っているから いちいちがっかりもしないけれど 時々考えてみたりする こんなものにしても 喜んで受け容れる畑のひとつ どこにかあるんじゃないかしらんと そうでなけりゃ 僕だって鼻を つまみたくさえなっちまうFacebookで共有Xで共有保存する