尾根づたいの道、左右所々、 土砂が崩落した痕らしい茶色い土の断崖が、足下を脅かした さざれ石が度々足元をすくうようになった 何かに捕まらなければ立てないような急な斜面にはロープが張ってあり、 それにすがって登った 小石に足を取られないように、一歩一歩、注意深く足場を探った 左右を切り落としたような細い尾根道の向こうに山頂があった 勢いをつけて駆け上がったページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22