その日

本当は
いつも寄り添っていたい
朝から晩まで
一日中
ずっと寄り添っていたい
隣にいるという
それだけでなく

生涯に
果たしてどれだけ
そんな風に一日中過ごせるものか
二つの心は
寄り添うどころか
ある時ふと
不用意に姿を現した
曖昧な隔絶によって
ひどく
苛まれ続けたりする

愛することに挫けながら
ついさっきの
ほんの小さな出来事に
やさしく助け起こされては
また性懲りもなく
信じ直してみるんだ
きっと
あるに違いない
美しいその日

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