いい加減

時間は限りあるもので
個人の持っている時間は確実に減っていく
常に意識しているほど
無意味なこともないけれど
たまにはどうしても
思ってみなければならなくなる

 《何をしている 時間は過ぎるぞ》

それは
自分の過去が
証明してくれただけでも十分なのに
現在という
唯一コントロールが及ぶはずのものまでが
ある時すまして
その事実を突きつけたりもする

 《何をしている 時間は過ぎるぞ》

もういい
とっくのとうにわかっている
なんにしろ
やるだけやってみるより他に
ないんじゃないか
たいがい行き当たるのは
そんな程度の
いい加減

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