i 僕は 何も言わない 何も 僕が言わない時 僕は 何も言いたくない そうでない時は 僕は 何も言えないのである たとえば 今のような あきらめきれない時などは ii 無言の味は 羊羹に似ている 特に 食いすぎた時の 最後のかけらに iii 堪え切れず 幼い頃の歌を口ずさんでも 僕の心は 無言のままだ iv 無言のゴリラと 無言の僕と どちらにより多く価値は存在するか 「価値観によって答えは異なるだろう」 大方は その程度のことで お茶を濁しておくのに限る v 無言のまま 死んでしまいそうだ 子どもの手の中の かぶと虫のようだ
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