Archives: 2020年7月16日

心を
切り刻んで
細かく
切り刻んで
ある時ふと
紙ふぶきのように
それを一斉に
空(くう)に舞わせたところに
それは生まれたのだろう

純粋な魂を
粉々に
切り刻んで
紙ふぶきのように
散らせたなら
それはきらきらと
瞬間の輝きを放ちながら
切り刻まれた永遠となって
静かに降り積もっていくわけだ

ここ

今
ここに
いること
やがて
ここから
いなくなること
この二つは
初めから交わされている
太陽と月との
動かせない約束だ

だからこそ
ここにいるうちに
やった方がいいことの
全部をやっておくとしよう
ここからいなくなる前に
自分のありったけを
傾けておくとしよう

そうすれば
僕らは きっと
たくましく前へ
進んで行けることだろう
ここにいた
ひたむきな自分を
かけがえのない
宝物として

山茶花

冬
真っ直ぐに続く
一本の道を歩み疲れて
そろそろ気の遠くなりそうな心に
傍らの山茶花の花が
ほうと灯を灯す

なぜ
こんな季節を選んで
花を咲かせるのだろうと
ちょっと勇気みたいなものが
ほうと灯を灯す

壊れた独楽

壊れた独楽
壊
れ
独楽でもそれなりに回る
なんだか自分が回っている
ようでこんなものさえ
捨てられない
で
い
る
壊れた独楽タイトル

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