花火空には空の 事情というものがございましょうものを 花火の奴ときた日には お構いなしにシュルドンと鳴り 平穏な空のひとときの安息を打ち破るのでありました 空はそれでも 別に文句など言うでなく 首をちょっと傾げたふうに ほほえむばかりで 永遠といったものはこれくらいのものだと まるでひっきりなしの花火を 許しているのでありました Facebookで共有Xで共有保存する