地鳴り

眠気によっても
僕の宇宙への思いは何も
何ひとつも変わらず深刻なのだ

間もなく意識は薄れながら
今日の雑多ながらくたを遥か
向こうの山陰に埋め葬ろうとしている
そうして僕の世界はまぶたの中で
ようやく色彩を取り戻し始め
最大級の意味を与えられるはずなのだ

それなのにどうだ
やっぱり駄目だ
僕の宇宙への思いは何も
何ひとつも変わらず深刻なのだ

がらくたどもが あるいは
存在を主張するその叫びか
地鳴りが止まない
地鳴りが止まない
地鳴りが止まない
そのせいなのだ

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