よい恥じらいが、よい。誠実なのが、よい。きちんと しているのが何より、よい。それは少なからず、 僕の思い込みにもよるのだろうけれど、それはそ れとして、よい。そのくらいのことが、許されて も、きっと、よい。それは僕にとっての、愛の存 在しうる可能性の唯一のものであるからだ。愛と 呼べるのかどうか、それが正当な呼び方でないに しろ、とりあえず、よい。二つの存在が、僕には 不可解に違いなく、面倒なことのようにも思われ るけれど、必然的とも言ってよい出来事だからだ。 よい、ではないか。Facebookで共有Xで共有保存する